4-8 肩こりは万病のシグナル

 

もう一度肩こりを考えてみましょう。
肩の周囲には、太いリンパ管が流れています。また、血管も心臓に向かって集まってきています。
肩こりは、背面などの肩の周囲の筋肉がねじれてしまっているために起きます。その部分において、血管やリンパ管が圧迫されてしまっています。
心臓に近い血管や、太いリンパ管が順調に機能しなくなるということは、体の免疫力に大きな障害となりますし、放っておくと、突然からだが不調になる可能性があります。
たかが肩こりと考えずに、肩こりは万病のシグナルと考えて、治療を受けてください。
若い人ならば、運動による筋肉痛は時間と共に解消されていきますが、中高齢者の四十肩、五十肩は注意が必要です。
筋肉痛ではなく運動に障害が表れているということは、筋肉や腱に無理がかかり、それ以上は動けないという信号が出ているために、可動域が狭くなったり、常に痛みがあるようになっているからです。
腱や筋肉の腫れによって、リンパ管や血管が圧迫を受けていると考えなければなりません。それを、時間をかけて整体やマッサージなどで治療を受けていては、リンパ管や血管の圧迫は解消されないどころか、体がますます悪くなってしまいます。


 

こちらのページは筋整流法創始者である小口昭宣による「筋整流法」「腱引き療法」の解説です。一問一答形式の「よくあるご質問」のページもありますので、そちらもご覧ください。