4-4 痛みは大切なシグナルです

 

皆さん、痛みは嫌いですか?
人間は誕生して以来、ずっと痛みと付き合ってきました。
ケガをする、病気になる、すべて痛みがあります。私たちは、痛みをどうにかして排除したいと願い、さまざまな治療法を編み出してきました。
痛みとの戦いのために、シャーマンや加持祈祷が生まれ、民間療法が生まれ、その中から西洋医学や東洋医学が発達していった訳です。
しかし、そもそも痛みとは何者なのでしょう。
けん引きでは、痛みを脳からの信号と解釈しています。
支障のある部位に、それ以上の負担がかかると、筋肉が切れてしまいます、という脳が発する危険信号が痛みだと考えています。
ですから、痛みがあるということは、体が健全に機能しているという証明でもあるのです。この痛みがなければ、それ以上無理ができないという場所、例えば 腰や、腕、首といった場所を無理して動かしても気がつかずに、あっという間に筋肉が切れてしまうということも考えられます。
脳からの危険信号があるからこそ、致命傷に至る以前に、動きをセーブすることも、休みを取ることもできるのです。


 

こちらのページは筋整流法創始者である小口昭宣による「筋整流法」「腱引き療法」の解説です。一問一答形式の「よくあるご質問」のページもありますので、そちらもご覧ください。